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本のご紹介

2018年7月新刊 五行歌入門書『五行歌って面白い』

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【書誌情報】

書 名:五行歌入門書『五行歌って面白い』

著 者: 鮫島龍三郎
新書判・並製・102頁
定価800円+税
ISBN978-4-88208-157-9
発行日:2018年04月03日



◆◇五行歌秀歌100首の紹介と魅力を伝えるハンディな「五行歌入門書」◇◆

  五行歌は、五行の「歌」「詩」です。
  ルールは、五行、それだけです。
  短歌のように、五・七・五・七・七という字数の制限もありません。
  この本は、初めて五行歌を知った方が、「五行歌って面白い」と思っていただけるようにと、作りました。
  ご紹介する歌の中で、一首でも二首でも、あなたの心に残る歌があれば、それはあなたの一生の宝物になるでしょう。(はじめにより引用)

  10のテーマ×10首の五行歌秀歌を紹介、解説。平易な語り口で、あなたを五行歌の世界へ誘います。
  友人、知人に、「五行歌って何?」って問われたときに、まずは「これを読んでみて」という一冊。
  読み終わったら、あなたも五行歌を書いてみたくなるでしょう。  






◆◇著者プロフィール◇◆
似顔絵
鮫島龍三郎(さめじま・りゅうざぶろう)
1952年 鹿児島県に生まれる。
東京大学文学部卒
現在、五行歌の会同人。
さいたま市在住
◆◇目次◇◆

 はじめに
 一、恋の歌・愛の歌
 二、「わたし」って何だろう
 三、人生って何だろう
 四、幸せって何だろう
 五、家族の歌
 六、生活・日常の歌
 七、自然の歌
 八、社会の歌
 九、老いの歌
 十、いろいろな歌
 五行歌を作ってみませんか
 『五行歌って面白い』を読んで 草壁焔太
 おわりに




◆◇新しい語り口の五行歌案内◇◆

 彼は私の思いを知っているかのように、五行歌の案内書のようなものを出してみたいと申し出られた。私は五行歌入門書も五行歌選歌集もいろいろ刊行している。
 しかし、私は一人の人間であって、何冊本を出しても語り口はそう大きく変わるものではない。私の語り口で五行歌を案内するのにマンネリズムを感じていたときであった。
 そこで、他の目で、他の語り口で、五行歌を案内してくれるのは、五行歌にとってもとてもいいことだろうと私は答えた。  そして、今、出来上がってきた本の原稿を見て、私は感無量の思いがした。この本のなかでは、五行歌のすぐれた歌が対話するかのように思われる。それぞれの歌の問いかけや、つぶやきが、呼応し合う。
 これがふしぎだった。私には造り出せない豊かさがある。彼は結論は急がないから、その対話の終わりは読み手にゆだねられるようになっている。彼自身のごく短いコメントと、最後に載せられるその項目の締めくくりの歌も、多くは彼の自作だが、とてもあじわい深いものになっている。
 全体の読み味は、期待以上であった。
               (五行歌の会主宰 草壁焔太 跋文より)


-----------------(一、恋の歌・愛の歌 より)--------------

喫茶店の   小原淳子おはらあつこ
ドアの前で
雪を払って
手袋を脱ぐ
うれしい恋


桜吹雪に   山崎 光(高三)
なるまで
気づかなかったな
キミとの日々の
美しさに


-----------------(三、人生ってなんだろう より)--------------

蝉よ       芳川未朋みほう
地上は
うつくしいか
おまえの
ながい夢のそれより


生きることが   三好叙子のぶこ
そのまま
あなたへの恋文となる
そんな一生で
ありますように


------------------(六、生活・日常の歌 より)--------------

高台から見渡せば   よしだ野々
こんな街とて
絵画のような港町
さてと 降りて
絵の具となりますか


なんか    水源カエデ(六歳)
ほんとの
はなしを
すると
おちつくね


------------------(七、自然の歌 より)-----------------

最果ての    樹郷子
礼文は    
鳥の影もない 
雲の
住み


梅雨あけの   市原恵子
入道雲
象が前足をあげ
普賢岳に
のしかかる



------------------(九、老いの歌 より)-----------------

人生の下り坂    飯島治雄
もくもくと    
歩む
背中
押さないでよ


最悪でも      戸水 忠

そのなんと
軽い
憂い



じじいになったら
ひげを貯えて
好きなときに酒を飲み
あちこちで嘘をついて
生きるのだ   鮫島龍三郎


いい歌に
出会いたい
ただ
それだけで
生きている   鮫島龍三郎




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