新刊ピックアップ!

本のご紹介

2016年7月の新刊!

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書 名 ◇ 『馬ってね・・・』

著 者 ◇ 福田雅子
価 格 ◇ ¥1,200+ (税)

四六判・並製・204頁
本体1,200円(税別)
発行日 2016年7月27日
ISBN ISBN978-4-88208-142-5


◆◇著者プロフィール◇◆

福田雅子(ふくだまさこ)

1953年 神奈川県横浜市生まれ。
高校卒業後、英会話を習得し、英会話スクールの職員室勤務。
スクールの閉校と共に退職。
犬のトリミング、英語の映画字幕翻訳の資格を取得。
ここ10年ほどは韓国語の勉強中。
息子2人の母。埼玉県在住。






◆◇ 馬ですべてを伝える ◇◆

行かないで と
袖を引っ張る
馬の瞳の中で
私も
トロトロに溶けている

カステラのように
しっとり柔らか
ついつい
手が出る
馬の鼻

四本の脚の
一本だけ
つま先を立て
何を思うか
遠い目の馬

小学生の少女が
同次元で
ハートコンタクト
同じ馬に乗ったから
還暦の私と

 この私の文章を「跋」といえるのかどうか、疑問に思い出した。結局、彼女の馬の歌を並べているに過ぎないのではないか。歌集を編んでみて、私は馬の歌を探してはわくわくして読み進む自分に気づいた。馬というものが、いままでにはないもののように見えてきて、かつそれは世界の理解につながっている。だから全部を読み、人にもこうだといいたくなるのである。
(中略)
 彼女は無意識に意識が鋭く速く働く人であったらしく、あまり感ずる努力ももの思う努力もしなかったように言う。そうだろう、と私も思う。しかし、歌を書くことは、自分の思いや心の姿を見るから、おのずと反芻力のようなものを獲得していくことになる。発表した作品は、おのずと、自分の批評の対象となり、新しい展開を求めようとするようになる。
 彼女のこの歌集は、始めてから五年で成ったものである。これくらい早く歌集のまとまる人が出たことは、私にとって非常にうれしい。
 今後はどのように層を深めて行けるだろうか。その萌芽のようなものも感じてはいるが、それは今後に期待したい。永田和美さんの歌集についてもそうであったがよい歌集の跋は、歌集以上にはならないものだ。歌をひとつひとつ読んでいただきたい。
(五行歌の会主宰 草壁焔太 跋文より)

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