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三友伸子五行歌集『宇宙人に背中おされて』

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書 名◇『宇宙人に背中おされて』

価 格◇ ¥1,500+ (税)

四六判・並製・296頁
定価1,500円+税
発行日:2017年4月27日
ISBN978-4-88208-147-0


◆◇著者プロフィール◇◆

三友伸子(みとも・のぶこ)

1947 栃木県宇都宮生まれ
1966 栃木県立宇都宮女子高等学校卒業
1970 茨城大学工学部卒業
   日立製作所ソフトウェア工場入社
1995 五行歌の会入会
1997〜のだ歌会代表
2006 五行歌集『小鳥の道案内』上梓


◆◇宇宙人のうた◇◆

 題材選びの的確さ、無駄のなさ、適切な冗長さ、うなづけるものの見方、歌を分析していくと、彼女は最もよいものを選んでいる。最初にあまり上手でないように言ったのが、実は大きな間違いであったことがわかってくる。
 彼女は自分のまわりの人は、半分人で、半分はそうでない、宇宙人のような人たちだと思っている。
 ああ、「そうだよなあ、宇宙人が地球にきたら、地球人は彼らにとって宇宙人だよなあ」と私は思わずつぶやいた。初めて来た星のめずらしいアオサギやジョウビタキのように、人もまた珍しいのである。
 彼女はこの歌集全体で、私達はみんな宇宙人なんですよと教えてくれているようだ。そして、「あっ、そうだった」と私たちは感ずる。これが全体の滑稽を生む。それでいて、その真面目さは、地球人の誇りともいえるものである。



いいものを
いいと見極める
眼は
いいものに
培われる


「だれが見ても
きれいに見える
線がある」
そんな線
出せたらいい

おにやんまが
網戸をノックしている
開けてやると
わたしの頭に
チョコン


どうでもいい
カメラ貸して
と云うと
「どうでもいいカメラはない」
と貸してくれた

何が
一番大事?
と問われ
しばし考える
やっぱり 自分かなァ


守るものなど
何もない
と 思っていた
芯だけは
守り抜く

(五行歌の会主宰 草壁焔太 跋文より)



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