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本のご紹介

2025年12月新刊『五十年の結婚生活』

◆◇私の五十年の結婚生活の遺書のような思い とことん とん五行歌集◇◆


そらまめ文庫ロゴ
とことん とん五行歌集カバー画像
書 名: 『五十年の結婚生活』
著 者: とことん とん

新書判・並製・120頁
定価880円(本体800円+税10%)
発行日:2025年12月27日
ISBN978-4-88208-228-6
カバー写真:著者 「シデコブシ」

◆◇著者プロフィール◇◆

とことん とん
1952年 東京生まれ
2019年 五行歌の会入会
茨城県在住


◆◇目次◇◆

一章 嫁
二章 重症妊娠悪阻
三章 義妹
四章 夫の言葉
五章 次男の難病
六章 五十年の結婚生活
七章 コロナ禍
八章 エッセイ オナガのビーコ
九章 エッセイ 爺ちゃんとコッコ
 跋 草壁焔太
 あとがき



◆◇跋文より◇◆

 五行歌は、その人の思うまま、気性のまま、思う通りに書ける詩歌をめざして創ったものだが、とことん とんさんのこの歌集を読んで、まさに思った通りの詩型だなと確信した。
 タイトルのとおり、この歌集は作者の五十年の結婚生活を書いたものだが、その二人の様子が、その通りに描かれているように感ずる。
 思うに、作者は五十年間失恋したのかな、とも思った。
 そのうえに、次男の子の難病!
 ひどい状況の中、作者は難病のグループの世話役となり、活躍し、同病の家族を持つ人々の相談役として、活躍する。どんな状況に置かれても、よく生きる人は道をみつけていく。そう感じさせられた。

(草壁焔太跋文より抜粋)


◆◇あとがき◇◆

好きという思いを夫にすくい上げて貰うことがないまま歳を重ねて生意気になってしまった私は良い妻ではなくなった
そして、自由な時間が増えたこの十年ぐらいに五行歌と巡りあえた
六十九という年になって結婚五十年を別居という形に収まった
別居も三年目、ここに私の五十年の結婚生活の遺書のような思いで、歌集を作りたいと考えた

恨み辛みのような内容かも知れない
読んだ方が眉をひそめるかもしれない
それでも、残していきたい

自分の思いを正当化させるためのようで気が引けるところもあるけれど、こんな夫婦がいるということも理解していただけたらと思っている

(あとがきより抜粋・著者より)



まさか
義妹の
病気が
遺伝するものとは
思っていなかった


結婚して一年
義妹が逝った
布団のそばで泣いたら
あらあなた泣いてるのって
二人の兄嫁が笑った

難病の子どもの
親の会の集まり
いろいろな病気に
驚き学ぶ
父親の姿も学ぶ


なぜこんなに
優しいのかと思う
この親たちと
出会ったことが
財産に思えた

初めて
目黒の酉の市に行った
もう少し離れて歩けよ
知らない人が見たら
夫婦だと思うだろ


その時々に
言葉にしていたら
夫に答えを求めたならと
後悔と共に五十年の
年を重ねてしまった

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