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本のご紹介

高原郁子五行歌集『紬』

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【そらまめ文庫 こ1-2】

書 名◇五行歌集『紬』

著 者◇高原郁子(こうげん・かぐわし)

新書判・並製・106頁
定価880円(本体800円+税10%)
発行日:2018年9月23日
ISBN978-4-88208-158-6


◆◇著者プロフィール◇◆

高原郁子(こうげん・かぐわし)

1971年4月生まれ
香川県三豊市出身
四国学院大学文学部人文学科卒業
特技 陸上 硬式テニス
著書 五行歌集『雅 -miyabi-』(そらまめ文庫こ1-1 市井社)
   絵本『ひいおばあちゃんのビー玉』(文芸社)


◆◇跋 より◇◆


 ”彼女は、読売新聞埼玉版の五行歌欄にも毎週投稿してくるが、その一週間の投稿が約四百首におよぶ。この歌集と比べれば二冊分以上がそこにある。 ということは、毎週歌集一冊分くらいの歌を書いているということである。  いままであらゆるうたびとのタイプが歌仲間にいたが、多作といってもこれほど書く人は珍しい。私自身も三、四十代には一週間に詩集一冊分くらいの詩を書いていた から、高原さんの書きっぷりに驚きはしないが、これが二年に近くなるまでずっと続いているのにはかなり驚いている。
(中略)  彼女は歌を作ったことがないという。歌は作るものではなく、魂の叫び声だというのである。思い澄ました状態で出てくるままを書くということだろうか。私自身も、そういうことはしばしばあったが、彼女の場合はそれが毎日のようにあるようだ。”
(五行歌の会主宰 草壁焔太)



生きていれば
誰もが
詩人である
あなたも
そして私も


病床で父が泣く
娘二人の心配をして
お父さん
二人共
家庭が持てましたよ

毎日
夫に
恋をしていれば良い
そうだろう?
そうだ


人生は
最期さいごの時が
最も
はかな
そして美しい

人生の
答えなんて
色々な所に
転がっているものだ
よく見てみろ


私は五行歌を
一度も作ったことがない
五行歌とは
魂の
叫び声である



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